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日本一アクセスを稼げる記事を書いてみた

【序文】

 これまでネット上ではブログのアクセスを増やすための方法が無数に紹介されてきましたが、どれも似たり寄ったりで新鮮味に欠けています。

当ブログのアクセス解析からどのような単語で検索した人がここへたどり着いているのか調べたところ、『ワンピース あらすじ』が圧倒的に多いことがわかりました。やはり国民的コミック。その人気は流石のものです。

 そうなると、人気検索ワードを大量に盛り込んだ記事を書いたら、アクセスが殺到してウハウハなのでは?と考えたアクセス乞食の僕は『2012年、googleで最も検索された単語』を使用して小説を書くことにしました。

 『google年間検索ランキング2012』を参照に、各部門のランキング1位になった単語を全て利用して書かせていただきました。たくさんのアクセスお待ちしています。

 

【使用単語一覧】

『ヤフー/yahoo』(総合・モバイル総合ランキング1位)

『金環日食』(急上昇ランキング1位)

『オリンピック』(話題のニュースランキング1位)

『スギちゃん』(話題の人・話題の人(男性)ランキング1位)

『福田萌』(話題の人(女性)ランキング1位)

『橋下徹』(政治家(日本)・政治家(世界)ランキング1位)

『ANA』(企業ランキング1位)

『スカイツリー』(注目のスポットランキング1位)

『スマホ 節電』(ハウツー/方法ランキング1位)

『デザリング』(**とはランキング1位)

『iPad mini』(商品(ガジェット)ランキング1位)

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(注目の映画ランキング1位)

『梅ちゃん先生』(注目のドラマランキング1位)

『トヨタ オーリス』(CM/コマーシャルランキング1位)

『塩麹』(レシピランキング1位)

『ロングブレスダイエット』(ダイエットランキング1位)

 

 

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 橋下徹は緊張していた。 

 今日はあの、今をときめく超人気タレントの福田萌とデートなのだ。

あれは福田とテレビ番組で共演した日、楽屋のテレビでドラマ『梅ちゃん先生』を観ながら日課のロングブレスダイエットに勤しんでいた橋下の元に、福田が顔を覗かせた。

「橋下さん、スマホを買ったんですけれど、すぐ充電切れちゃうんですよね。節電の仕方って知ってます?」

「ちょっとyahoo(ヤフー)で検索するから待ってて」

 そんなやりとりをきっかけに仲を深めた二人は、ついに一緒に映画を観に行く約束まで果たした。

 橋下には妻子がいる。しかし、忙しい公務の合間を縫って、人目を避けながらようやくこじつけた今日というこの日。誰かに少しでもバレてスキャンダルにでもなればお互いにアウトとなってしまう身なので、細心の注意を払いながらデートを楽しむ必要がある。

 帽子とサングラスで変装した橋下に向かって、人混みをかき分けながら福田が駆け寄ってくる。彼女もまた、簡単な変装を施していた。

「ごめんね、徹。待った? じゃあ映画館行こっか。そろそろ『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』始まっちゃうよ!」

「おいおい、慌てるなよ萌」

 すでに二人は呼び捨てあう仲である。浮かれ気分を表に出さぬよう、福田の手を取ってクールに歩き始める橋下。

 そのとき、二人の往く道を遮るように一台のトヨタ オーリスが音を立てて停まった。突然の出来事に困惑する二人。やがてオーリスのドアが開くと、一人の男が姿を見せた。

「おい、これは一体どういうことなんだぜぇ~。どうしてお前らがデートなんかしているんだぜぇ~」

 冷えたアスファルトの上に裸足で立ち、ノースリーブから覗かせる逞しい二の腕。周囲の視線を釘付けにする短パン姿。今や知らない者はいない。人気タレントのスギちゃんがそこにいた。戸惑う二人を刺すような瞳で見つめている。

「ス、スギちゃんさん。どうしてこんなところに……」福田が話しかける。

 突如街中に現れたその男に、辺りは騒然となった。このままでは、自分達のことがバレてしまう……橋下は最悪の事態とは別に、スギちゃんが自分の前に現れた理由を考えた。無論、ひとつしかない。

「おいおい、徹。これは一体どういうことだぜぇ~? お前は俺とのデートの約束をドタキャンしてまで、その女と一緒にいたかったのかだぜぇ~?」

「ちょっと、徹! これはどういうことなの?」

 汗を吹き出す橋下の腕を引っ張り、事情を問う福田。橋下は返事に詰まる。

 橋下とスギちゃんは道ならぬ恋を歩んでいる間柄だった。実はこの日、当初はスギちゃんとデートをする約束だったのだが、忙しい福田がオフを貰えたのが今日しかなく、仕方なくスギちゃんには急な公務だと告げて諦めてもらっていたのだ。

「ふ、ふたりとも待ってくれ。これは深いわけがあって……」

橋下は慌てて二人を諌めようとするが、普段の巧みな弁舌と強気な姿勢は何処へやら。どうにも適切な言葉が思い浮かばない。

「徹、俺はお前のワイルドなところが好きだったけれど、こいつはちょっとワイルドすぎてついていける自信がないぜぇ~?」スギちゃんが詰め寄る。

「何よ! もう徹なんて知らない!」

 怒れる福田はカバンからiPad miniを取り出すと、橋下の頭を思いっきり殴打した。あまりの衝撃で目の前に星が飛ぶどころか金環日食が起きるレベルである。

「ま、待ってくれ萌……!」

 崩れ落ちる橋下の言葉を背に、福田はズカズカと歩きその場を去った。

 深く落胆する橋下の肩に、スギちゃんが慰めるように優しく手を置く。

「あんな女のことは忘れろよ。俺も今回のことは忘れてやるから。お前の一時的な気の迷いは、俺がワイルドに晴らしてやるぜぇ~」

「ス、スギちゃん……俺にはもうスギちゃんしかいないよ!」

「おいおい、こんなところでおっぱじめるつもりか? みんな見てるんだぜぇ~」

 そうは言っても、スギちゃんのセクシーなヒップラインに橋下のスカイツリーはもう塩麹を発射寸前である。スギちゃんのANAルも準備万端であった。

「まあ、それもワイルドでいいかもなんだぜぇ~」

 衆人環視の中で激しく愛しあう二人。街中で繰り広げられる大人のオリンピック

 もちろん、この事件は一大スキャンダルとして大きく報じられた。しかし、二人はそれでも構わなかった。

こうして、二人の愛を永遠にデザリングすることができたのだから……。

 

※この物語はフィクションであり、登場人物は全て架空のものです。実在の事件・個人・組織とは一切関係ありません。

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