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おとぎ話の主人公が高田純次だったら

 

浦島太郎

 

 昔々、高田純次が釣りをしていると子供たちが亀をいじめていました。

「ちょっと子供たち。亀をいじめちゃダメじゃないの~。え、ウミガメなの? ならいいよ」

 子供たちがその場を去ると、亀は深々と頭を下げました。

「助けてくれてありがとうございます。お礼に竜宮城へと案内しましょう」

「あら、竜宮城! 懐かしい響きだね~。初めて聞いたけど」

 助けた亀に連れられて、純次は竜宮城へと向かいました。迎えてくれたのはとても美しい乙姫様。

「よくぞいらっしゃいました。是非おもてなしをさせてくださいな」

「お嬢さん可愛いね~。ところでここ、五千円ポッキリって本当?」

 竜宮城でのおもてなしは豪華な食事に美味しいお酒、鯛や平目の舞い踊り。

「ねえねえ、サンマの塩焼きの美味しい食べ方知ってる? サンマを塩で焼くんだよ」

 時間を忘れて楽しむ純次。何日も経ち、ついに帰ることになりました。

「こちらはお土産の玉手箱です。もしものことがない限り、けして開けないでくださいね」

「お、これはいい箱だね~。オレ、箱ソムリエの資格持ってるんだよね」

 純次が地上に戻ると、そこではすでに数十年の時間が流れていました。悲しくなった純次が玉手箱を開けると煙がモクモク……なんと純次は九十歳のおじいさんになってしまいました。

「オレ、百歳になっちゃったの? じゃあ来年は百一歳になっちゃうじゃない!」

 

 

鶴の恩返し

 

 昔々、高田純次は罠にかかっていた鶴を見つけました。

 「あら、痛そうな罠。実はオレ、罠にかかってないから痛くないのよ」

 鶴を助けた純次。翌日、純次の家に美しい娘がやってきました。

「おっ、綺麗なお嬢さんだね~。てっきり昨日の鶴が娘に化けて恩返しに来たのかと思った」

 娘は機織り機のある部屋に入ると、純次に「中をけして覗かないでください」と言いました。

「大丈夫大丈夫、覗かないよ。中に入るだけだから」

 そして次の日、娘はとても美しい布を織ると、これを街で売ってきてくださいといいました。

「あらら、これはまた綺麗な布だね~。俺が今履いてるパンツと同じくらい綺麗だよ。見る?」

 綺麗な布は高く売れ、来る日も来る日も娘は布を織り続けました。そしてある日、部屋の中が気になった純次が中を覗くと、そこにはボロボロの姿になった鶴がいました。

「お嬢さん、鶴だったの? 俺ダチョウなのよ、奇遇だわ~」

 正体を知られたからにはもうここにはいられない、と言って鶴は空へ飛んでいきましたとさ。

「もしかしてこの話、鶴が恩返しするから『鶴の恩返し』って言うんじゃないの?」

 

 

赤ずきんちゃん

 

 昔々、いつも赤いずきんをかぶっていたので「高田純次」と呼ばれている可愛らしい女の子がいました。

「この高そうなずきん、いくらしたと思う? 俺も知らないんだ」

 純次がおばあさんの家へお見舞いに行く途中、オオカミがやってきました。

「あらオオカミさん、今日もかっこいいね。なに、そんなことないって? じゃあそんなことないんだね」

 オオカミの教えた花畑で純次が花を摘んでいるあいだ、おばあさんの家へ先回りしたオオカミはお婆さんを丸呑みしてしまいました。純次はオオカミがお婆さんに化けていると知らないまま、お婆さんの家へと着きました。

「純次や、ここへきて可愛い声をきかせておくれ」

「お婆さん、お婆さんはどうして全体的にオオカミっぽいの?」

 純次はオオカミに食べられてしまいました。

 すると、事情を理解した猟師はオオカミが寝ている間にお腹を切り裂き、純次とお婆ちゃんを助けだしました。

「いや~、てっきりオオカミに食べられちゃったのかと思ったよ」

 さっそく純次はオオカミ目掛けて寝起きバズーカを発射しました。

 目を覚ましたオオカミはお腹に石を詰められていたため思うように動けず、そのまま川へと落ちて溺れてしまいました。 

 純次はもうお使いの途中に道草をしないと、自分に言い聞かせましたとさ。

「俺、このあと『ジャックと豆の木』に出ないといけないんだよね。豆の木役で」