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展開が早過ぎるおとぎ話

 

 

・桃太郎

 

 おばあさんが洗濯をしていると、川上から猛スピードで桃が流れてきました。

「お前の名前は桃太郎じゃぞ~!」

「ウフフ、オッケー! 日本一いいいいい!!」

 桃太郎は桃に乗ったまま、おばあさんが投げたきびだんごを受け取りました。

 途中で出会った犬と猿とキジをノーストップで引きずりまわし、そのまま鬼ヶ島へと一直線。

 鬼たちの群れへ最高速度で突っ込み、金銀財宝をまき散らして幸せに暮らしましたとさ。

  

 

・浦島太郎

 

 浦島太郎が龍宮城を散歩していると、乙姫様が亀をいじめていました。

「こらこら、亀をいじめてはいけないよ」浦島太郎は亀を助けました。

「助けてくれてありがとうございます。お礼にこれでもくらえ!!」

 亀が吐いた白い煙を浴びて、浦島太郎はおじいさんになってしまいましたとさ。

 

 

・鶴の恩返し

 

 昔々、おじいさんは罠にかかっていた一匹の鶴を助けました。

「ありがとうございます。明日、人間の女に化けて恩返しにきますね……あっ」

 鶴は空へと飛び去っていきましたとさ。

 

 

・かぐや姫

 

 昔々、おじいさんは山の中で金色に光る竹を見つけましたが、無視しましたとさ。

 

 

・舌切りすずめ

 

 おじいさんは舌を切られたすずめが心配になり、山へと向かいました。

「うむ、これなら大丈夫そうだな」

「心配してくれてありがとうございます。お礼にこれでもくらえ!!」

 すずめは大きいつづらをひっくり返し、大量のゴミをおじいさんにぶちまけましたとさ。

 

  

・シンデレラ

 

 ある日、家族からいじめられていたシンデレラの前に、魔法使いが現れました。

「あんたも舞踏会にいきたいんだね。じゃあこのカボチャとネズミを馬車に変えてあげよう」

「そんなものより王子様と現金に変えてください」

 シンデレラは王子様と幸せに暮らしましたとさ。

 

 

・赤ずきんちゃん

 

  猟銃を持った赤ずきんちゃんがおばあさんの家へ向かっていると、オオカミが現れました。

「赤ずきんちゃん、あっちのお花畑でお花をつん――」

 皆まで言うまえに、オオカミは銃で撃たれて吹っ飛ばされました。

「おやおや、赤ずきんや。よくきたねえ。ささ、おばあちゃんにその可愛い顔を見せ――」

 皆まで言うまえに、おばあさんは銃で撃たれて吹っ飛ばされました。

 ぶちまけられる鮮血。ずきんが赤い理由が判明しましたとさ。

 

 

・白雪姫

 

「鏡や鏡、世界で一番美しいのは誰だい?」魔女は鏡に訊ねます。

「それは白雪姫です」鏡はひとりの美少女を映しました。

「はぁぁ~! なにこの子めっちゃ可愛い……!」魔女は白雪姫に一目惚れ。

 白雪姫の寝込みを襲ってキスをしようと試みましたが、ヘタレな魔女はなかなか行動に移せません。

 そのとき、白雪姫が急に目を覚まして魔女に強引なくちづけをすると、惚ける魔女の前にいたいけな少女の仮面を脱いだ妖艶な女豹の顔を見せて、

「ずっと待ってるのになかなか手を出してくれないんだもん。でも、魔女さんの唇って毒リンゴより甘いんだぁ……」とか言い出しましたとさ。

 

  

・青い鳥

 

 ある日、チルチルとミチルの前に魔法使いの老婆が現れました。

「私の娘が病気なのじゃ、青い鳥を見つけてくれんかのう」

「ググれ」

 老婆は「インターネットって便利だな」と思いましたとさ。

 

 

・はだかの王様

 

 ある日、服が大好きな王様の前にひとりの子供が現れました。

「王様は裸だ! ……そう、王様には生まれたての姿のほうが似合いますよ」

 そう言って子供は王様を組みしだくと、すっかり裸にしてしまいました。

 王様は羞恥に身悶えながらも、子供の厚くたくましい胸板に赤く染まった頬を寄せましたとさ。

 

 

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