一発ギャグだらけの走れメロス
メロスは怒るでしかし! 必ず、ダメよ~ダメダメな王を除かねばならぬと決意した。
結婚式を間近に控えた妹に着せるドレスを買うために、シラクスの街へごめんくさ~いしたメロスだったが、街の様子がなんだかオヨヨ。
「王様は人を信じられなくなり、あ~やんなちゃったして街の人間の首を飛びます飛びますするようになったのです」
「ガチョ~ン! ほんまにもうムチャクチャでごじゃりまするがな~」
怒ったメロスは城へと向かい叫んだ。
「ごめんくさ~い。王様、がっぺムカつく! お前に一言物申す!」
「なんだお前は! おい、こいつを捕まえろ!」
「いてっ、おいやめろ。王様に会わせろ。あいたっ、いたたた! ……よっしゃ、今日はこのくらいにしといたるわ」メロスは捕まった。
王様の前に連れていかれたメロスに、死刑が言い渡された。
「村で妹が結婚を控えているんだ。セリヌンティウス、俺が帰ってくるまで人質になってはくれないか」
「いやだよ、なんで俺が人質にならなきゃなんないんだよ!」
「やっぱりだめか。じゃあ俺が人質になろう」
「何を言う。ワシが人質になろう」
「アンタは王様だろ。俺が人質になるよ」
「お前は主人公だろうが。ワシが人質になると言っとるだろ」
「やっぱり俺が人質になるよ」
「「どうぞどうぞ」」
セリヌンティウスを人質に残し、メロスは村へいらっしゃ~い。強引に結婚式を行わせた。
翌日、メロスは再びシラクスの街へと向かっていたが、昨夜の豪雨で川が氾濫してしまっていた。
「こまったこまったこまどり姉妹。でもでもでもでもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
注意一秒ケガ一生、車に飛び込め元気な子。メロスは川を突っ切った。
メロスは延々と走り続けたが、疲労はピークに達し、足はすでにカッチカチやぞ!
喉が渇いてもうだめだ。すまない、セリヌンティウス。私はここで、おしマイケルと思ったその矢先、目の前に小川が流れているのが見えた。
「水分ゲッツ!」
喉を潤したメロスは、時代を先どるニューパワー。再び走りだした。
途中、セリヌンティウスの弟子であるフィロストラトスが現れた。
「メロス様。貴方はよく頑張った。しかしもう間に合いません。このままではセリヌンティウス様の首は空まで飛んでけパラグライダーされてしまいます」
「そうだね、プロテインだね」
「ああ、メロス様。あなたはアジャパーになってしまわれたのか。でもあなたなら、なんだかいけそうな気がする~!」
メロスは全力で走り、ついに処刑場へたどり着いた。
「メロスでおま! セリヌンティウス、お久しブリーフ」
メロスが叫ぶと、セリヌンティウスは解放された。
「セリヌンティウス、私を殴れ。実は一度、君を見放そうとしたのだ」
セリヌンティウスはメロスに大阪名物パチパチパンチをお見舞いすると、メロスに言った。
「メロス。ごめんチャイチャイチャイニーズ。実は私も、君を疑ったのだ」
メロスはセリヌンティウスをグゥ~!で殴り、二人は熱く抱き合ってラブ注入。
その光景を見た王様の身体の一部がホットホット。二人に駆け寄った。
「表彰状、アンタはエラい! お前らは私の心に勝った。どうか私もお前達の仲間に入れてほしいじゃあーりませんか」
「OK牧場」
「あざ~っす!」
するとひとりの少女が、メロスに身長と同じ長さのネクタイを着せた。セリヌンティウスはメロスに教えた。
「メロス、知っとるケ。君は裸じゃないか。その娘は君のもみじまんじゅうをみんなに見られることがとってもムッシュムラムラなのだ」
勇者は耳まで真っ赤になった。ダメだこりゃ、次いってみよう。
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