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もしもおとぎ話に官能小説がまぎれこんだら

桃太郎 昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 おばあさんが洗濯をしていると、川上から大きな桃がドンブラコドンブラコと流れて来ました。おばあさんは桃を持ち帰り、おじい…

これぞ決定版!本当に読んでおくべきSF小説4冊

近頃ネットのとある界隈では「読まないと恥ずかしいSF小説10選!」とか「本当に読むべきSF小説13冊!」など、大仰な文句をつけてオススメのSF小説を晒してはあーだこーだと盛り上がるのがブームになっているらしい。 しかし片っ端から目にしたとこ…

『魔法少女まどか☆マギカ』を観たことない人にまどマギ批評させてみた

批評その1 山田さん(仮名・21歳・都内在住・大学生) 「ま、『魔法少女まどか☆マギカ』? あ、ああ。知ってますよ。小さい女の子にすごい流行ったよね。ね? あ、うん。流行った流行った。も、もちろん毎週観ましたよ。これは流行ったよなあ、うん……」 …

制約だらけの桃太郎

制約:「桃」「おじいさん」「おばあさん」「犬」「猿」「キジ」「鬼」「きびだんご」「山」「柴刈り」「川」「洗濯」「どんぶらこ」「日本一」「家来」「宝」の使用禁止 昔々、あるところに高齢の男性と高齢の女性が住んでいました。高齢の男性が周囲より標…

撮り鉄が主人公な小説書いてみた

鉄男の朝は早い。まだ朝陽の昇らない午前四時五十五分。目覚まし時計のアラームで目を覚ます。 布団の中で目を開けると、見慣れた薄暗い部屋の壁には、びっしりと写真が貼ってある。 これらは全て、鉄男の撮影したものだ。彼は写真を撮るのが趣味であった。…

日本一アクセスを稼げる記事を書いてみた

【序文】 これまでネット上ではブログのアクセスを増やすための方法が無数に紹介されてきましたが、どれも似たり寄ったりで新鮮味に欠けています。 当ブログのアクセス解析からどのような単語で検索した人がここへたどり着いているのか調べたところ、『ワン…

世界一ウザい恋愛小説

恋の始まりは突然だった。 僕達はあの夏、人気のない海で出会った。貝殻に耳を傾ける君の姿を一目見たとき、まるで砂浜に打ち上げられた人魚だと思ったよ。これは運命の出会いだと、僕には一瞬でわかったんだ。 二人でよく、海岸線をドライブしたよね。クリ…

たしなみ指南

カンカン照りの江戸の町。真昼間から働きもせずに、薄暗い長屋の汚れた床の上。でっぷりとした立派な体躯をごろりと寝かせているのは大工の熊五郎である。 江戸っ子の血を引いており、その生まれ育ちを誇りに思いながら、如何せん人付き合いの下手な男だった…

初心者のためのワンピースあらすじ紹介

主人公、モンキー・D・ルフィは幼い頃に盗んだゴムゴムの実を食べて、全身ゴムのゴム人間になってしまいます。 成長したルフィは海賊王を目指して海に出ます。たどり着いた街には飢え死に寸前で抵抗できない剣士、ロロノア・ゾロがいました。泥のついたオニ…

未来のキラキラネーム事情はこうなる

「田中さん。田中光宙さん」 静かな院内に受付のナースの声が響く。平日午後の都内某病院フロント前には、まばらな人の姿があった。 「田中光宙さん、いませんか」 受付が追ってその名を呼ぶ。カルテを脇に抱えたひとりの若いナースが、その様子を傍らで眺め…

ツイッター家族の朝は早い

午前六時の起床と同時に行われる、都内に住む女子高生・津井田ポス子の起き抜けの日課といえば、携帯電話から眠気まなこで「おはようなう」と書き込むことであった。 ポス子がその一文を書き込んだのは、今では世界で五億以上のアカウントが登録されている人…

俺の大介がこんなに総受けなわけがない

ジャーナリストの津田●介は疲れていた。先程、週刊フ●テレビ批評の収録を終えて局を出たばかりである。このまま帰って眠ってしまいたいが、彼には明日に〆切を控えた原稿が残されていた。 「はあ、いい天気だ。中央公論新社から新刊『動員の革命 ソーシャル…

ブログ開設しました

三年ほど利用していた過去のブログを更新停止して以降、ツイッター以外で同人活動の諸連絡や日常の雑記などを書き記す場所を設けるのにずいぶんと時間がかかってしまいました。 サイトを自作しようかとも検討しましたが、更新の手間を考えブログに、それもど…